2024年03月06日::テニス上達コラム

  1. ITC総合トップページ
  2. テニス上達コラム

テニス上達コラム

【現役コーチが教える】並行陣が相手の時に使えるおすすめな作戦3選



テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。

今回はテニス中級者~上級者向けに、相手が並行陣を作ってきた時に使えるおすすめの作戦を紹介します!


はじめに

相手が先に並行陣を作ってきた時、急にコートが狭くなったように感じたり、打つコースで迷ったりという方も多くいると思います。

確かに並行陣の方が有利な場面を作りやすいですが、慌てず対処すれば必ずストローク側にもチャンスはやってきます。

以下の3つのストロークを使い分けて、反撃に繋げましょう!


1. スピンをかけて相手の足元に沈める

一番オーソドックスな作戦が「足元に沈めるスピン」です。

スピンをかけて打つ事が出来れば、相手にローボレーやハーフボレーを打たせることができます。

難しい2種のボレーを打たせることで相手のミスショットを誘うことも出来ますし、少なくとも足元に集めてさえいれば
相手からの厳しいボールは少なくなります。

ここでいうスピンとは、下から上にこすり上げるように打つので、低い打点の方が打ちやすくなります。

高い打点でこのスピンをかけに行くと、さらに上に上がり相手に打ち込まれることがあるので気を付けましょう!


2. 威力を下げてボールを落とす

一見簡単そうに見えますが、やってみると意外と難しい「わざと威力を下げる」ボール。

威力を下げると、ボールは重力に従って沈むようになります。

1つ目の「スピンをかけて沈める」ボールに比べてスピードがゆっくりなため、この2種類の沈めるボールを使い分けられると
相手ボレーヤーは、タイミング外されて質の悪いボレーになり、並行陣を崩しやすくなります。

実際、威力の強いボールはラケット面を合わせるだけで返すことも出来ますが、威力が弱いボールは操作を加えなくてはいけなくなります。

相手の思考を増やすようなボールを打てれば、自然と相手のミスも増やすことができます。


3. ボレーヤーを下がらせてハイボレーを打たせる



ある程度レベルが高くなると、ロブが使えないと並行陣は崩せません。

ロブで直接エースを狙うのではなく、取らせる前提でコースをつくことがポイントとなってきます。

相手に下がりながらハイボレー(出来ればバック側)を打たせることで相手の並行陣を崩し、その隙に自分たちが有利な形を作れるよう組み立ててみましょう。

ハイボレーを打たせた後にもう一度ローボレーやハーフボレーを打たせれば効果覿面です!!


まとめ

いかがでしたか?

相手に並行陣を作られた時、平面的にコースを狙ってしまうと相手の有利な形が続いてしまいます。

極端に言えばアウトさえしなければボールを通す高さに上限はなく、立体的に見ればボレーヤーの前後にもスペースはちゃんとあります。

それでも相手の方が有利な状況ではあるので、無理に攻め返さず少しずつ崩していくことを心がけましょう!

| ノウハウ | 10:09 AM |

【現役コーチが教える】テニス肘でお悩みの方必見!予防と対策3選



テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。

今回は、テニス肘の予防と対策をご紹介していきます!

≪テニス肘とは≫

正式には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」という肘の疾患です。
テニスプレーヤーに多いことから「テニス肘(テニスエルボー)」と呼ばれ、
テニスプレーヤーの3~5割の人が経験したことがあると言われています。

≪テニス肘の原因≫

①「腕の使い過ぎ」

テニスは、何度も「ラケットを振る」という動作を繰り返し行います。
週3回以上のテニスを行う事で、テニス肘の発症頻度が上がるという報告があり、発症の多くは「腕の使い過ぎ」がほとんどです。

②「衝撃」
ラケットでボールを打つ時の衝撃が、手首から腕に加わります。繰り返し加わり続ける事で、炎症が起き痛みが出ます。
経験の浅いプレーヤーの場合は、ラケット面に正しくボールを当てることができず、これが原因で発症する事もあります。
また、ラケットやガットの硬さ、衝撃の吸収性などが関係してるケースも考えられます。

③「年齢」

40代以降で発症する人が増えると言われており、年齢も要因のひとつです。
年齢とともに筋肉が硬くなり、同じ負担でも損傷が起きやすくなります。

≪予防と対策≫

①「ストレッチ」



1. 右肘を伸ばして、左手で右手を持ちます
2. 左手で右手関節を、手のひら側に曲げます
3. 手首を曲げた状態で、指も曲げる
30秒程度ゆっくりと伸ばしてください。痛みに合わせて2~3セット行います。前腕の外側がしっかりと伸びていることを感じましょう。

②「サポーターを装着」

肘の痛みを防ぐには、専用バンドやサポーターの使用も有効です。筋肉の固定と衝撃吸収の働きがあります。
同時に手首の固定を行うとより有効です。

③「トレーニング」



1. 肘を伸ばし手のひらを下にして、重りを持ちます。
2. 手首を反らすように、重りを持ち上げます。
3. 手首をゆっくり下げていきます。
10回×3セット程度で、1回5秒かけて下げます。ゆっくりスムーズに下げる事を意識しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
肘に痛みを感じたら、まずはなるべく手を休め、ストレッチやサポーターで肘の負担を減らしましょう。痛みがある時はストレッチを優先し、
その後トレーニングに移ってください。
痛みがなくても予防と対策が重要です。ご紹介した予防と対策を実践しテニスを楽しみましょう!

| ノウハウ | 10:07 AM |

【テニス初心者必見】初めに覚えるべきテニスルール



テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。

今回は、初めに覚えるべきルール解説をしていきます!

硬式テニスの基本的なルール></b


①ボールは、ノーバウンド(1回も地面に落とさない)か、ワンバウンド(地面に1回落とす)以内で打ち返す
テニスは、ネットを挟んでボールを打ち合うスポーツです。自分の打ったボールが相手のコート内に落ちればOK。返球は、相手からのボールが地面に2回着くまでに打ちます。つまり、ノーバウンドかワンバウンドで、相手に打ち返さなければいけません。

②インとアウト
コート内(ライン上も含む)にボールが落ちることを「イン」、コート外にボールが落ちることを「アウト」といいます。「イン」のボールを打ち返し続けることを「ラリー」といいます。

③ポイントが入る条件
テニスでポイントが入るケースは色々ありますが、以下のような時に相手にポイントが入ります。
・ボールを相手コート内に打ち返せなかった時…ネットやアウト
・打ち返す前にボールが2バウンド以上する…ノットアップ
・サーブを2回とも失敗…ダブルフォルト
・体やラケットがネットに触れてしまう…ネットタッチ

逆にこれらが相手に起これば、自分のポイントとなります。


硬式テニスのポイントの数え方

①「カウント」の数え方
得点を数えることや得点の状況を「カウント」と言います。ポイントを数える時に複数の用語があり、それらをコールする必要があります。

●ラブ…0点のこと。
●フィフティーン(15)…1点のこと。
●サーティ(30)…2点のこと
●フォーティ(40)…3点のこと。
同点の場合は、「○○オール」とコールします(例:30対30 サーティオール)。
試合は「0-0(ラブオール)」からスタートし、4ポイント取ると、1ゲームを獲得できます。

②「デュース」と「アドバンテージ」
40になるとあと1ポイント取ればゲームなのですが、「40-40」の状態は、「デュース」と呼びます。デュースになったら、連続で2ポイント取らなければなりません。

デュースの状態で、どちらかがポイント取ると「アドバンテージ」となります。「アドバンテージサーバー、アドバンテージレシーバー」とコールします。
アドバンテージとは、続けてもう1ポイント取ればそのゲームを獲得できる状態を意味します。

お互いに1ポイントずつ取ったらまたデュースとなり、どちらかが2ポイント連取するまでデュースを繰り返します。

テニススクールや仲間内でプレーをする場合は「ノーアドバンテージ(ノーアド)」が使われる事もあります。
ノーアドは、デュースを行わずに「40-40」(フォーティーオール)の次にもう1ポイント取った方がゲームを取ります。
時間節約になるので、仲間内でテニスをする際におすすめです!ぜひ覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?
今回は最初に覚えたい基本的なルールをご紹介していきました。
生涯スポーツとして幅広い年代に人気のテニス。サークルやスクールも多く、初心者でも始めやすいスポーツです。
ルールを覚えて楽しくプレーをしましょう!


| ノウハウ | 09:49 AM |

アプローチがわからない方必見!現役テニスコーチがタイミングや打ち方を分かりやすく解説!



テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。


テニスを始めてからレベルが上がり、並行陣を習得する段階で最初に練習するのが「アプローチショット」です。
並行陣をつくるための最初のショットであり、アプローチの質によってはチャンスにもピンチにもなります。

今回は、そんなアプローチショットのタイミングや打ち方を分かりやすく解説します!

アプローチショットって何?

アプローチショットとはネットに詰めてボレーをするための繋ぎのショットです。
簡易的にアプローチとも言います。

相手が打ってきたボールを深く打ち返すことで、前に出るための時間を稼ぐことができボレーのチャンスが生まれます。


アプローチは威力よりコントロールを重視しよう!

アプローチは直接ポイントを狙うショットではなく、ポイントを取るための前段階のようなショットです。

威力を上げても、浅くなってしまったりミスしてしまっては意味がありません。

大切なのは相手の返球を甘くさせることです。

以下のパターンで相手が返球しにくくなるよう組み立てていきましょう!

・クロスサイドに深く打つ



オーソドックスなのが、コート深くにコントロールしたショットです。
クロスコート深くに打ったボールは滞空時間を稼げるので、前に出る余裕が生まれます。
最初の内は、高い所を通すことを意識し安全にコントロールしていきましょう。

・ショートクロスに打つ



ショートクロスを狙うのは難しいですが、ベースラインに打った時より相手を動かし、オープンコートを作ることができます。
また、相手の前衛が真ん中にカバーに行った場合は、前衛側にオープンコートができるのでかなり有効なショットになります。
ショートクロスを狙う時はネットすれすれを通すことを意識しましょう。

・相手のバックハンド側に打つ
一般的にフォアハンドよりもバックハンドの方が苦手な方が多いです。
なので、アプローチショットもバックハンドに打った方が、厳しいボールが返ってくる可能性が低くなります。


アプローチを狙えるタイミング

アプローチは、相手のボールが浅くなったときが一番狙いやすいタイミングです。
サービスライン付近に落ちるような浅いボールなら、アプローチで前に出るチャンスです。

また、前に踏み込んで打てるため、深い返球も狙いやすくなります。

逆に相手のボールが深かったときは無理に前に出ず、頑張ってこちらも深く返球し
相手からのボールが浅くなるのを待ちましょう!


前に動きながら打つことに慣れよう!



アプローチでは浅いボールに向かって前進しながら打ちますが、普段から前進しながら打つ機会がないと意外とコントロールしにくくなります。

浅くなったボールへ前進しながら打つとき、ボールとの距離が合っていないと身体のバランスを崩しやすくなります。

また、アプローチは前進しながらボールの行き先やポジショ二ングを、打つ前から気にしてしまいます。

まずはボールを打つことに集中します。

最初は難しく考えず、前に詰めながら打つ → 打った後にポジションに入る の動作を慣れるまでゆっくり反復していきましょう!


まとめ

どうでしたか?

並行陣を積極的に構えるようになると、アプローチ次第でポイントできる確率が大きく変わります。

忙しく見えて苦手に感じてしまう並行陣も、一つ一つのショットをゆっくり慣らしていくことで確実に上達します。

諦めずに何度もトライしてみましょう!!

| ノウハウ | 09:30 AM |

テニス初めての方必見!コントロールが上がるスピンのかけ方おすすめ方法3選



テニスを始めたばかりの方、これから試合にも挑戦してみようという方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。

今回は「テニス初めての方必見!コントロールが上がるトップスピンのかけ方おすすめ方法3選」について解説していきます!

【トップスピンのかけ方!3つのコツ!】

トップスピンは、山なりの軌道で、アウトするぐらいの気持ちで打つとコート内に入る打球です。

今回は初心者でもトップスピンをかけるためのコツを3つご紹介します!さーレッツトライ!!


ポイント① 下から上にスイングをする



先ずはボールの下にラケットを入れて上方向にラケットを振ると回転がかかります。

ラケット面の向きとスイングの方向によって、ボールの飛ぶ軌道が変わります。

トップスピンは山なりな軌道なので、ラケットを振り上げるというよりは、斜め上に振るイメージで打つようにしましょう。


ポイント② スイングに対して垂直にラケットを当てる



回転をかけようとして、ボールをこするような打ち方をしてしまう方が多くいますが・・・

それではボールに上手く力を伝えることができません。回転がかかりすぎて威力が出ない返球になってしまいます。

スイングに対して垂直にラケットを入れることで、ボールの後ろをとらえることができ、ボールにパワーが伝わります。

これをテニス用語で「厚い当たり」と呼びます。


ポイント③ ラケット面をさげる!



これをヘッドダウンと言います、ラケットの先ががグリップより下にあることを指します。

テニスでは、ヘッドダウンをすると回転量を増やしたり減らしたりできます。

ヘッドダウンをするためには、腕の力を脱力しておくことが重要です!

グリップの握りを緩くすれば、自然とラケットヘッドを下げることができます。


まとめ

いかがでしたか?

この3つが初心者でもトップスピンが出来るようになるコツです。

まずは反復練習をし常に安定して打てるようになること

そうすれば、ラリーやゲームでもストロークが打てなくなる人も

打点の幅が広がって打てるようになります。

最初は「ミスしても良い!」ぐらいの気持ちで挑戦してみてください!

| ノウハウ | 09:21 AM |

苦手克服!高い打点のミスが激変する改善ポイント3つ



テニスを始めたばかりの方、これから試合にも挑戦してみようという方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。

今回は苦手克服!高い打点のミスが激変する改善ポイント3つについて解説していきます!


高い打点でうつには?


レッスンでは球出しのボールは打てるのに、ラリーやゲームになると急に打てなくなる・・・

沢山要因はありますが、一番多い要因は、高い打点でのストロークの打ち方を分からない方が多いのでは?

という事で、打ち方のポイントを3つ解説していきます!

【高い打点のミスが激変する改善ポイント3つ】

この3つのポイントを意識してもらえると、少しでも高い打点の苦手意識が克服できる

と思います。さーレッツトライ!!


ポイント① テイクバックは打点と同じ高さ

先ずは打点の高さと同じ高さでテイクバックする!



高い打点のボールに対して、低い位置からテイクバックをしてしまうと・・・

ボールの下に当たってしまって、ボールは上に飛んでいってしまいます。

チャンスボール!!ホームラン!の方は、こんな感じです!


ポイント② スイング軌道は後ろから前

ラケットセットが高く出来たら、今度はスイング軌道です!

スイングは後ろから前にする!狙いたい方向へスイングする、そうするとしっかりとボールにパワーを伝えられ

高い打点でも力強いボールが打てます。

ここまでくれば、ほぼ完成!!

ポイント③ 打点は前方に!



このポイントが、結構大事です!テイクバック、スイング軌道とできていても

打点を間違えば・・・残念な結果になってしまいます。

打点を前方にすることで、前傾になり体重も前にうつり、それがボールに伝わって

パワーを出すことができます!

力が無くても、打点を前にすることでしっかりパワーを出すことができます!

まとめ

いかがでしたか?

まずは反復練習をし常に安定して打てるようになること

そうすれば、ラリーやゲームでもストロークが打てなくなる人も

打点の幅が広がって打てるようになります。

理論的に理解しておけば、その日の調子が悪くなっても自分で修正が

出来るようになります。最初は「ミスしても良い!」ぐらいの気持ちで挑戦してみてください!

| ノウハウ | 09:18 AM |